ダークマターと恐竜絶滅

引っ越したばかりで、まだ、部屋の片付け中。本を片付けていたら、まだ読んでいない面白そうな本が出てきた。

その中で、読み始めたのが、リサ・ランドールのダークマターと恐竜絶滅。ほんの10ページほど読んだだけだけど、面白い。一般の読者にむけた宇宙論の入門書なんだけどれども、文章がうまい。こういう人がいると、科学に目を向ける人も増えるだろう。

宇宙には、ひかりと反応しないダークマターが通常の物質の5倍あるらしい。そうでなければ、銀河系がいまあるような形では存在できないらしい。

最初、ダークマターを話を聞いた時は、そんな不思議なことがあるんだろうかと思ったけど、そのあと、いろんな物理の入門書を読むうちに、逆に物質がいまあるような形で存在していることのほうが不思議だとおもうようになった。偶然に生まれた素粒子が、相互作用をしなければ、物質は存在できない。

そう考えると、光に反応しないダークマターが物質の5倍ぐらいあるのも、まあ、おかしくはないわな。

ダークマターで出来た生命体なんかもあるのかもしれない。そして、また、宇宙には我々に感知することができない物質がまだ、たくさんあるとか言っているかもしれんな。

と、10ページ読んだだけだけど、色々と想像をふくらませる本であった。