mRNAワクチンの衝撃: コロナ制圧と医療の未来

近所の本屋で購入。ファイザーのワクチン開発の裏側がわかる。

ファイザーのワクチンを開発したのは、ビオンテックというドイツの会社。ビオンテックはトルコ系移民のドイツ人夫妻が作った会社。元々、医師だったけど、臨床で救えなかった多くの人を見て、薬の開発を決意。

ビオンテックは、がんをワクチン開発を目指していた。免疫系にがんを異物だと認識させれば、ガンを根治できるはず、そのための手段として、mRNA に注目した。当時は、誰もmRNA でワクチン開発が出来ると思っていなかった。

 

ワクチンは、普通、不活性化したウイルスの一部を培養する。これを身体に注入することで、身体の免疫を強化する。mRNA ワクチンは、自分自身の細胞に直接ウイルスの構造の一部を再現させるという画期的なワクチン。

 

コロナワクチンの開発の成功で、ビオンテックはがんワクチンの開発に必要な資金も人材も得ることができるだろう。

医療は、これからどんどん進歩していくな。それを見ることができるのは楽しみ。