旅のラゴス

久々に筒井康隆の小説、旅のラゴスを読み直す。

読み通したのは、3回目ぐらいだたな。 筒井康隆の小説の中で一番好き。科学文明が崩壊したあとの世界を旅するラゴス。科学文明がなくなった代わりに、この世界の人々は、集団移転や空を飛んだり、不思議な能力を発揮する。

最初、ラゴスの旅の目的は読者には明かされない。ラゴスは、途中何年も、奴隷として働かせたりもする。

 

中世のヨーロッパの探検家たちも、何十年もかけて世界を旅したんだろう。いろんな危険や、見たことも聞いたこともない事物に遭遇したことだろう。この本も読者もかつての探検家たちが経験したように、不思議な事物を体験することができる。

 

コロナが収束して、いま、日本には世界中から観光客が訪れている。でも、かつて中世の探検家が経験したような旅を体験することはできないだろう。ちょっと残念だ。

そんな旅に憧れを感じる人は、旅のラゴスを読もう。

 

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